究極の知ったかブログを目指す
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北海道キャンプツーリング、最終日の日記です。 またまた長らく放置しまして、今日は9月の11日。 9月11日ということは…そう、これは一年前の今日の話になります。 まさか本当に一年がかりになるとは思っていませんでしたスミマセン。 まぁ例によって何事もなかったように書いていくとします。
[0回]
DAY13 9/11 知人宅にて起床。 前日、道北からの帰り道に雨が降り始め そのままずっと朝まで激しい雷雨が続いていました。 まだ雷の音が響いていましたが、その反対側は青空という妙な天気。 前回でも触れましたが、このとき石狩川が氾濫寸前になっており 水がひどく濁ったせいで江別市は広範囲にわたって断水となりました。 そのときの状況が下のリンク先に詳しく書いてあります。 「緊急報告 断水」 江別市公式サイトより 何日つづいたのかは忘れてしまいましたが、 NHKのL字に見知った地名がずらりと並んでいたのをよく覚えています。 そんな状況の中、世話になった知人宅をあとにして出発。 この日の目的地は小樽。 明くる日のフェリーの乗船時間が早朝なので小樽に宿をとり 最後の日を贅沢に締め括ろうという算段です。 江別の北側を通るルートを選択したので 問題の石狩川を観察することができました。 こんなに荒れ狂った石狩川を見たことは無かったです… 川幅いっぱいの褐色の濁流、そこかしこに根こそぎの流木が。 どうにか雨に降られることなく小樽に到着。 天気はぐいぐい回復しました。 本日の宿はこちら。 ホテルヴィブラントオタル こちら、ちょっと面白い宿泊施設です。 ”1923年に建築された、小樽市指定歴史的建造物の 『旧北海道拓殖銀行』を利用したレトロ感あふれるホテルです” (公式サイトより) 銀行を改築したホテル! なんと金庫室なんてのもあるそうですよ。 ここを選んだ理由は面白さもあるのですが、もう一つ… 行きのフェリーの中で買った、このドライブマップ。 この地図の巻末には色んな場所で使えるクーポンが付いていて なんと宿泊料金が10%OFFになるんですね。 一割はでかい。ケチる所はケチる。っていうか大変お得! ロビーがこんなです。 どっしりしたレトロ感。好きな人にはたまらないと思います。 ざっとシャワーを浴びてヒゲも落とし、夕暮れの街へ出てみました。 日本銀行旧小樽支店 金融資料館 手宮線跡 アーケード入口 入って行きます。 あまとうはすでに営業時間終了。 西川ぱんじゅうも当然営業時間終了。 アーケードを出て駅方面へ。 小樽駅 の、中の売店でヤツらを確認。カオス。 駅を出て三角市場へ もちろん営業時間終了! これはこれで楽しい! ふたたび手宮線跡をまたいで、今度は運河方面へ。 夕闇の蒼に橙色の街灯り。 いい雰囲気です。 夕飯時だったのもあって人も一杯いました。 観光客に混じって晩飯をどこで食べるか考えながら歩きます。 運河食堂も健在。 しかしパス。一人ですし有名どころだから混んでそうですしねぇ。 国道の反対側に見えてきたのは… 小樽出抜小路。 ここ以前からちょっと気になってたんで一通り見回ってみました。 様々な雰囲気のお店がひと塊になってる感じです。 いい感じだったんですが、やっぱりこう、一人で入るより 連れ立ってハシゴとかしたい空気だったのでパス。 でもやぐらには登った。 そんな中、初日に知り合った札幌ゲー音部の方から すばらしい耳寄り情報を頂戴して南小樽方面へ。 こちらです。なまらやさん。 美味しいとおすすめ頂いたのもあるのですが、 これは絶対いかなければ!という理由がもう一つ。 それは、こちらの店主の奥さんが「なまら蝦夷」の イラストを描いてらっしゃる方だとお聞きしたこと! なまら蝦夷は、むかーしからある北海道を旅する人向けの冊子です。 間近で執筆者の話を聞いているような気持ちになる素敵な本です。 私がこれに初めて触れたのはもう十数年前のこと。 函館のライダーハウス、旧ライムライトさんに泊まった時のことでした。 それはもう懐かしさもあり思い入れもあり、迷わず今夜はここと決めました。 入ってメニューを眺めたものの目移りの繰り返し。 色々たべてみたかったのもあり、 「ある程度の金額でコースみたいにしたりできます?」と聞くと 「あ、できますよ。どれくらいにします?」と来たんで 「3…?4くらいになります?」 「うーん、今日はちょっと3ほどの食材が無いんで、25でどうです?」 なんとまぁ、身の丈ぴったりのリーズナブルな贅沢! 迷わずお願いしました。 ドリンクにウィルキンソンジンジャーの辛口があったのでこれも迷わず。 そして、そしてそんなやり取りの間に店内に流れだしたBGMが… なんとローミングシープ。 FFIII - Roaming Sheep FF3のサントラ、悠久の風伝説に入ってるあれです。 テープ擦り切れるほど聴きました。 なんかもう縁を感じるとかいうレベルでは無かったです。 料理がこれがまた…とてもとても良かったです。 もしかしたら名物メニュー?の「野蛮肉」。 大きなソーセージのような、ビチッとした歯応えの原始肉。 見た目よりもかなりボリューム感ありました。 そして、なまら蝦夷はこの最新号の8号をもって終了となるという 衝撃的なお話を聞いたり…おまけで素敵な「なまらくん」の 絵はがきを頂いてしまったり。 色々なことが相まって、最終日の夜は本当に感慨深いものになりました。 必ずまた来ます、と挨拶して店を出て とてもとても幸せな心持ちで夜の小樽を歩いて宿へと戻りました。 [つづく]